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レガシー再生時代のマイグレーションセミナー開催中

 

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セミナーレポート

「老朽化IT基盤からの脱却シナリオ!レガシーマイグレーションセミナー」を開催

〜 事例にみるアセンブラ移行の実際から最新システム移行動向を解説 〜

システムズは、11月26日(水)に東京・品川区のシステムズ本社セミナールームで、「老朽化IT基盤からの脱却シナリオ!レガシーマイグレーションセミナー」を開催しました。あいにくの雨の中をご参加いただいた受講者の皆様には、改めてお礼申し上げます。

デモ画面
あいにくの雨となったが、参加者はいずれも熱心に聴講する光景が見られた

当社は、マイグレーションのリーディングプロバイダとして、システム再構築に関連した最新動向をセミナーで紹介しています。今回のセミナーでは、老朽化したITシステムから脱却したいと思いながら、コストや方法論などによりなかなか着手ができない企業を対象に、“脱却シナリオ”と銘打ち、事例を交えながら打開策を紹介しました。

中本周志
最初のセッションを担当した
当社の中本周志

最初のセッションは、当社の中本周志が講演を担当、まずは、システムズが国内外で16の技術特許を取得しているシステムマイグレーションをビジネスの中核に据えながらも、資産の可視化やデータマイグレーション、運用面でのシステム維持・改善などのビジネス領域をカバーし、広範なサービスを提供していることを説明しました。マイグレーションの大きな分類としてホストマイグレーションのパターンとオープンレガシーマイグレーションのパターン例も紹介、マイグレーションの期待効果としては、開発リスク低減、開発コストと運用コストの削減を挙げ、それらについて実例を紹介しながら、棚卸による資産可視化(ドキュメント化)の効果の重要性を強調しました。

続いて、PoCによるレガシー見直しアプローチについて解説しました。現行資産に対してどのようにアプローチすればいいのか悩む企業が多く、見直しの対象となるプログラムが大きくかつ複雑化し、分かる人間がいなくなっている現状を指摘した後、棚卸による調査・分析結果から最適な再構築ルートを比較検証するPoCのアプローチフェーズを紹介、アプリケーション移行作業検討の進め方も概説しました。移行先がホストかオープンかによって、ネイティブ方式とエミュレーション方式のいずれを採用するのか、工数や保守性はどう評価されるのか、といった検討例も紹介しました。

最後にマイグレーションの技術的特徴として、資産棚卸し、ツール変換、画面移行、代替機能開発、テスト工程、マイグレーション特有の工程管理などを解説しました。ツール変換では実際に変換ツールを用いたデモを紹介、また、テスト工程については、品質確保に繋がる比較検証テストの重要性を強調して、次のスピーカーにマイクを渡しました。

デモ画面
COBOL toCOBOLの変換デモも紹介した

アセンブラ資産の移行についても解説

中本周志
ゲスト講演を行ったロンググロウの
田原 清 代表取締役

2番目のセッションでは、ゲストスピーカーとしてロンググロウ株式会社の代表取締役、田原 清氏を招き、「残ってしまったアセンブラ資産への処方箋」と題し、アセンブラ資産にフォーカスした講演が行われました。

田原氏は、まずアセンブラ(アセンブリ言語)とはどのようなものかを概説、さまざまな理由で使われてきたアセンブラが、現在、それを理解できる技術者が絶滅危惧種となり、業務に多く使われている場合は、対応が急務であると指摘しました。現行のアセンブラ資産に対してのユーザの対応としては、プログラム仕様書が残ればいいと考える 「ドキュメント起こし派」、アセンブラから脱却してCOBOLかCに移行すればよしとする「リライト派」、プラットフォームを変更した際に新環境で使える機能や言語にしたい「リホスト派」、アセンブラモジュールの機能も含め、より一般的なものにプラットフォームも併せて刷新する「リビルド派」の大きく4つに大別される、と説明しました。いずれにしても、レガシーシステムに知識のある技術者が激減し、「アセンブラがあるからシステム改革ができない」といった状況も多く見られており、今のうちにアセンブラだけでも変換しておくべきだ、と強調しました。

講演の後半では、前述した4つのパターンごとの処方箋を紹介、例えばリライト派では、棚卸(アセンブラ全体を活性・非活性要素に分類)→アセンブラ分析(リライト対象やリライト方式の決定)→テスト仕様/チェックリスト作成→コーディング/コンパイル(アセンブラをCOBOLにリライト)→単体デバッグ(机上デバッグ、開発環境でのCOBOL化走行とホスト上でのアセンブラ走行の結果採取と比較)→テスト結果報告、といった作業の流れについて解説しました。最後にアセンブラ to COBOLの変換例を紹介し、このセッションを終了しました。

大島理史
さまざまな事例を紹介した
当社プロマネの大島理史

休憩の後は、当社のプロジェクトマネージャーの大島理史が最後のセッションを担当しました。まずシステムズのマイグレーションの変遷を紹介したあと、COBOL to COBOLだけでなく、PL/IやQ言語といった異言語環境からの移行、WindowsやLinuxなどオープン系への移行が増えているといった最近のトレンドを解説しました。

続いて、当社が担当したマイグレーションプロジェクトの事例を紹介。大手建設業と大手製造業での異言語マイグレーションの事例はそれぞれ、脱汎用機を図るためのマイグレーションが成功したケースです。また、「部分マイグレーション」の事例として、基幹業務をERP(SAP)に移行した際、SAP未対応部分にマイグレーションを採用した大手製造業の例を紹介、主な効果としてERPアドオンに比べて費用が4分の1で済んだこと、棚卸により対象資産を15%削減できたことを挙げました。このほか、最新事例として、現在、ホスト撤廃を目的にオープン環境(Linux)へのマイグレーションを進めている大手食料品業とサービス業の2社の例も紹介し、本日の講演を終了しました。

システムズでは、事例をふんだんに取り入れたマイグレーションの解説、システムの見直しや再構築に関する旬の話題を取り上げたセミナーを定期的に開催しています。参加は無料ですので、レガシーシステムに課題をお持ちの方や、システム再構築やクラウド化を検討中の企業はぜひお気軽にご参加ください。

プログラム


14:00 受付開始
14:30 オープニング(ご挨拶/当日のアジェンダ紹介)
14:35〜15:30 【セッション1】
効果てきめん!マイグレーション実践シナリオ
〜コスト削減効果や既存システム再構築に適した移行手法とは?〜
  • マイグレーションとは? 移行技術と手法解説(リホスト/リライト等)
  • マイグレーションの期待効果/運用・開発コスト削減からレガシー資産可視化効果まで
  • 最新マイグレーション適用事例 クラウド基盤移行/ERP化補完/老朽化対策など
  • PoCによるレガシーシステム見直しアプローチ(資産棚卸から移行性検証)
  • マイグレーション後、システム運用見直しの課題と再設計のポイント
    【マイグレーション デモ】変換ツールによるCOBOL変換 解説 等
15:30〜16:00

【セッション2】
残っている「アセンブラ資産」への処方箋
〜 絶滅危惧種であるアセンブラと今後の対応 〜

老朽化アプリ資産の代表である「アセンブラ資産」にフォーカスし、
その使われ方を整理し、今後の対応(処方箋)を明らかにします。

  • アセンブラ言語はなぜ使われてきたか
  • アセンブラ資産の現状
  • アセンブラ資産に対するユーザの態度
  • 「ドキュメント起こし」から「リビルド」までの処方箋
  • アセンブラから COBOL への変換例
  < 休憩 >
16:10〜17:00 【セッション3】
最新マイグレーション事例を現場のプロマネが解説
〜 システム再構築を成功に導く移行プロジェクトの実際 〜
  • システムズが実施した最新移行事例/老朽化した異言語アプリの変換例からクラウド移行事例
    Q言語マイグレーション/NATURALマイグレーション/ERP化補完マイグレーション/クラウドマイグレーション
  • マイグレーションの現場で起きていること、マネジメントのコツ
    マイグレーション プロジェクト推進のポイントと課題、技術的なポイントと課題 等
16:50〜 質疑応答/マイグレーション(システム再構築)に関するご相談 等承り

 

■セミナーに関するお問い合わせ
株式会社システムズ マイグレーション事業本部 (システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)